女医ママの悩み

女医ママの悩み

悲しいニュース

アフガニスタンのニュースが連日流れていますが、悲しくなりますね。

私は中東情勢には全く詳しくありませんし、何が本当で何が嘘の情報なのか判断する術もなく、何も偉そうなことは言えませんが、どうか女性や子供たちが迫害されずに生きていける世界であって欲しいと祈っています。

妊娠中や産後メンタルが不安定なこともあって、こんな悲しいことばかりある世界に子供を産んでしまっていいのか、息子に申し訳ないと、何度も悩みました。

コロナ禍のニュースで、こんな時期に妊娠するなんて、こんな時期に出産するなんて、ってコメントを見ると心がギュッと締め付けられます。

 

でも、生まれてしまった以上、息子にはたとえどんな世界であっても強く幸せに生きていてほしいと思います。そのためには、1人で生きていける力を身に付けて欲しい。どうやったらその力が身に付くのかどうか分かりませんが…

自分で考えて行動できること。英語力。

この2つは親が協力できることだと思うので、なるべく導いていけるようにしたいと思っています。

行動力は何だろう、失敗を責めずに挑戦をほめてあげることが大事ですかね。

英語力については、手探りですが小さい頃から英語に触れる機会を作ってあげたいです。

 

それにしても、妊娠してから、また産後は特に、子供関係の悲しいニュースが無理になりました。

そういう関係のニュース番組をやっている時は、思わずチャンネルを変えてしまうほどです。その話題を家族に振られても、「そのことは話したくない。」って突然不機嫌になってしまったりして。

バスの中で置き去りにされて熱中症で亡くなった子供のニュースも、本当に辛かったです。何日かずっとそのニュースのことを考えてしまい、ついに夢まで見てしまいました。

 

いじめ関係のものも辛いですね。私は小学校高学年と中学の時、いじめられている時期がありました。

時々いじめを美談みたいに語る人がいるけれど、あの時期があったからあれを乗り越えられたから何かプラスの面があったなんて、私は思いたくないです。

実際そうかもしれないけど、なくて済んだならないほうが絶対よかったです。

多感な時期にいじめられたことで、私はその後しばらくの間人前に出たり発言することがすごく苦手になりました。自分に自信がなくなってしまって、人から批判されることが怖くなってしまったんです。

けれど、両親は私を愛情いっぱいに育ててくれていたので、自己肯定感はきちんと私の中で芽生えていて、そのおかげで何とか少しずつ立ち直ることができました。

息子にもたくさん愛情をあげて、自己肯定感を育ててあげたい。

でも愛情を与えるということは、わがままに育てるということとは違いますよね。息子には被害者にももちろん、加害者にもなってもらいたくないです。そこのところの塩梅は難しいですね。